Japaninoロボ
Japaninoとは、大人の科学マガジンVol.27(2010年5月発売)の付録としてついてくる Arduino 互換機である。
ニコニコ大百科より
大人の科学マガジン Vol.27(8ビットマイコン) (Gakken Mook) (2010/05/12) 大人の科学マガジン編集部商品詳細を見る |
Arduino 互換の入門機とも呼ぶべき位置づけか。テキストと光残像キットがついて3360円ということを考えれば、廉価版といえなくもない。Arduinoと比べてスペックが抑えられている部分や、ピンの数が違っていたりして、できるようになること、できなくなることがありそうである。
・・Link・・
Japaninoまとめwiki
JapaninoとArduinoの違い、Arduino早見表へのリンクなど。
公式「Japanino特設サイト」
FAQ、製作例、初期スケッチのダウンロードなど
低電圧動作(3.3-5V)するのと、コネクタがUSB-Aであるのが大きな違い。
付属の光残像キットでかちゃかちゃ遊ぶも良い。だがしかしここは、
Japaninoで何か面白いもの、つくろう!!
以下、その思い付きからスタートしたロボット製作の奮闘記である。
エピソード1: Japaninoとモーター、電源の接続 (2012.9.20up)
エピソード2: ロボットの製作 (2012.9.21up)
エピソード3: 障害物回避① (2012.9.23up)
エピソード4: 障害物回避② (2012.11.3up)
エピソード5: 回避性能の定量評価 (2012.11.9up)
なお、この記事は個人探究ではなく、入善高校自然科学コース、自然科学部物理班が2011,2012年度に行った課題研究による。実際には非常に多くの失敗と、試行錯誤を経ているが、主に最終的な成果のみを記すことにする。
加えて、研究開始当初生徒、指導教官とも電子回路の専門知識がほぼ皆無の素人集団であったことに留意する必要がある。
・・(初めに書いてしまう)あとがき・・
「Japaninoで動くロボットを作る」プロジェクトを始動したときの当時の目的は、「クラスボックスの探査」であった。クラスボックスというのは、職員室前廊下にある配布物用の棚のことである。チェックの終わった宿題などを先生がそこに入れると、各クラスの係生徒がそれを教室に運搬するのだが、係生徒にとっては連日の確認作業がかなり大変である。
そこで、もし教室(当時の自然科学コースは3-3教室)からスタートして職員室前(同フロア。距離にして50m)まで自律走行で配布物の確認に向かうことのできるマシンを開発すれば、係生徒は連日の作業から解放される…のみならず、自然科学コースの校内における名声もうなぎ上りだろう。というある意味大変野心的な試みであった訳である。
しかし、いざ開発がスタートすると、さすがの素人集団。幾多の壁にぶつかり、探査はおろか、まともに前進させるのも一苦労な状態であった。
その後、度重なる仕様、目的の変更を経て一応の完成個体が出来上がった。関係者には万感の思いを禁じ得ない一方で、2012年9月現在クラスボックスには遠く到達できておらず、野望は妄想の域を超えていないのが現状である。
動作の様子 初期型(HKK-03)
Japanino + Ardumoto + FA-130モーター
動作の様子 2012年型(愛称募集中)
Japanino + TA7291P + RE-260モーター
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