別棟備忘録4

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東レFile3「結果通知」

      2016/02/18

2次審査の後、本業は(3学年担当であったこともあり)センター試験を経ての生徒面談や、補習の計画に力を注いでいた。ただ、忙しい日々の中で東レ2次審査の結果が常に気になっていた。
「結果は2月下旬。まだ先だ。」そう思い本業に励んでいた私であったが、不意打ちのように結果(の一部)を知ることになった。
1月22日頃、宴席でたまたま同席したK先生が「理科教育賞受賞のメールが来た。3月15日を空けておかれたしとのことであった。」旨教えて下さったのである。ここに、私の2011東レへの挑戦は幕を閉じた…。
どうやら正式な結果発表は2月下旬であるが、授賞式に招待される「理科教育賞」と、「文部科学大臣賞」の受賞者には内々の通知が1月下旬に届く、というわけだ。
また、先生曰く「佳作賞と奨励賞については2月下旬まで発表されない」とのことであった。

帰宅後「念のため」メールボックスを確認したが、一切の連絡なし。なんとなく残念な気分になった私は、その後とにかく仕事に没頭した。国公立の2次試験に向けての問題演習と補習、出願のための調査書作成に打ち込む日々。気が付けば2月。「そういえば最近メールチェックもしてないな。」とメールボックスを開いてみたところ、1月31日に、次のようなメールが届いていたのである。
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前略 先日の面接審査では大変お世話になりました。
面接審査後の審議におきまして、審査委員会として「Wiiリモコンの教材化」(申請題目の「の模索」を削除させて頂く)という題目変更案が上がりました。変更の可否につきまして、一両日中にお返事を頂けますと幸甚です。
また、先生の最終学歴ですが、********大学院理学研究科物質理学専攻を平成**年*月に中途退学でお間違いございませんでしょうか?
急なお願い事で申し訳ございませんが、以上2件、よろしくお願い申し上げます。
草々
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いったい、何を審査されているのだろう、と気になりつつ、「一両日中」の文字に大慌て。
既に随分遅れてしまっていたが、了承のメールを送った。

このやり取りから推察すると…
1.佳作賞、奨励作の選考は、本賞決定後に行われている(続いている?)
2.タイトルは大切。
3.このメールは、幸運の兆候である可能性が高い。

2月末日、Webページ上での公表と時を同じくして東レからの案内が届き、奨励作に選出されたことを知った。

2012/9/15頃 備忘録の書留
2016/2/12  再構成して公開

 - 東レ理科教育賞への挑戦