東レ理科教育賞への挑戦
2016/01/09
・はじめに・
東レ理科教育賞とは1969年に創設された、中学校・高等学校レベルでの理科教育における新しい発想と工夫考案の事例を対象とした賞である。現在は、文部科学大臣賞(銀メダル、賞金100万円)、理科教育賞(銀メダル、賞金70万円)、佳作・奨励作(各賞金20万円)が毎年合わせて10件程度に与えられている。
受賞作による「東レ理科教育賞受賞作品集」が毎年作成され、全国の中学校・高等学校などへ約15,000冊寄贈される。
理科学会の全国大会ではある種「発表」が終着点であるが、東レは「発表」が「評価」されるという点で、数少ない機会である。
・主な登場人物・
語り手 … 高校勤務。新米教員
K先生 … ベテラン教員。東レ理科教育賞1回、佳作1回受賞。テレビ出演多数。当時教育センター勤務(元「語り手」の初任研の担当)。
東レの存在を知ったのは、初任の頃K先生と初めて飲みに行った時のこと。過去の理科教育賞受賞のいきさつとともに、「初任研の課題研究で新しい教材を作れ!そして高教研で発表しろ!!いつか東レに出せ!!!」といった具合にいきなり大きな話をされた。
その後、K先生は東レを再び受賞(佳作賞)。その後も断続的に東レ理科教育賞が話題に上り、その後何度か課題研究の参考にしたこともあって、気づけば毎年作品集を楽しみにするようになっていた。
理科教育の全日本選手権、、、あるいは、理科教育のM-1ともいうべき東レ理科教育賞。近年では毎年100件程度の応募があるという。
以降、自分にとって「1度は挑戦してみたいタイトル」となった東レ理科教育賞に、存外早くエントリーできた2011年の悔しき挑戦の記である。
・東レFile1「申請書提出」 (2012.4.1 up)
・東レFile2「2次審査」 (2016.1.10 up)
・東レFile3「結果通知・受賞作品集」 (2016年中にup予定)