Wiiリモコンで計る距離 第１話l,d,xの関係式の決定
2015/10/25
センサーバーからリモコン先端までの距離l,IR-LED間の距離d,リモコンでとらえた２点の距離xの関係をリサーチ。手順は、
①WiiIRtestを起動。
②LED２つの間隔d=150mmとし、lを50mmづつ遠ざけてxの値の変化を記録する。
③d=200mm、250mmの３通りについて②同様に記録。
④そのグラフを眺めて考える。
⑤よく分からないので、書物WiiRemoteプログラミングで勉強する。
⑥近似曲線を追加し、lとxの関係式（近似式）を求める。
といった感じ。ではスタート。
②について、ひとつづつ測定している実験風景。
次のようなグラフが得られた。
④dが大きいほど、xの間隔は大きくなる。（つまり、大きいものは大きく見えるという至極当前のこと。）とりあえず、d=150mmのデータを150で、200mmのものを200で、250mmのものを250でそれぞれ割ってみます。と。
大体重なる。これが当たり前なのかどうなのかはわからんですが、とにかくセンサーバーの間隔をマジックテープで可変としても、ソフト側でのワンタッチの切り替えで設定変更。→距離の測定はできそう。
ただし、この反比例みたいなグラフがどんな関数なのかはいまいち分からず。
そこで、⑤書物を読む。すると、よく分からんですが、とにかくlと1/xをグラフにプロットすると直線に乗る、らしきことは読み取れた。（だから、l=a*(1/x)+b…的な。）試してみると、確かに縦軸l横軸(1/x)のグラフは直線の関係となる。
これで材料が出揃った。あとは⑥3セットのデータ（④のもの）の平均をとって、近似関数を求めます。グラフはこんな感じ。
つまり、センサーバーからリモコン先端までの距離l[mm],IR-LED間の距離d[mm],リモコンでとらえた２点の距離xの間の…
l=1.3228 * (d /x) – 9.7373
が得られた、と。精度について改善の余地はあるものの、とりあえずはめでたしめでたし。
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